EQUITY RESEARCH / 7974
任天堂決算:2027年3月期 Q1の最新実績
| 億円 | 前年同四半期 | 今回の四半期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,723.63 | 5,178.13 | -9.5% |
| 営業利益 | 569.28 | 1,425.96 | +150.5% |
| 純利益 | 960.32 | 1,474.23 | +53.5% |
| 営業利益率 | 9.9% | 27.5% | 17.6pt |
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任天堂決算の分析結論
売上高は減少しましたが、営業利益は150.5%増えました。前年1QのSwitch 2発売によるハード中心の売上構成から変化し、利益率が上昇。さらに関税還付が売上原価を押し下げています。
注目数字:増減の理由を読む
営業利益率は9.9%から27.5%へ上昇しました。米国のIEEPA関税に関する約3億ドルの還付は、売上原価の減額として反映されています。特別利益ではなく営業利益に含まれる項目です。還付の円換算額を独自に固定して「還付除外後利益」を作ることはせず、会社説明とソフト販売の動きを併せて確認します。EPSは82.48円から127.88円へ上昇しました。
事業構造:収益が生まれる仕組み
ゲーム専用機とソフトを一体で展開し、デジタル販売やIP関連収入を積み上げる構造です。Switch 2のハード販売は582万台から382万台へ減少した一方、同ソフトは867万本から946万本へ増加。従来のSwitch向けソフトも2,440万本から3,381万本へ増加しました。デジタル売上高は1,327億円、IP関連収入等は348億円。発売直後のハード出荷と継続的なソフト需要を分けると、減収増益の構造が見えてきます。
財務内容:資金と資本の状態
6月末の総資産は3兆8,158.96億円、自己資本は2兆9,177.41億円、自己資本比率は76.5%。現金及び預金は約1兆5,441億円と厚い一方、棚卸資産は前期末の約5,398億円から約6,180億円へ増加しました。販売期に備えた在庫が、その後の販売と現金回収につながるかを追います。1QのCF計算書は未作成のため、中間期の営業CFと在庫の増減が次の確認材料です。
通期計画に対する達成度
| 億円 | 今回までの累計 | 通期会社予想 | 進捗率 | 残期間に必要 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,178.13 | 20,500.00 | 25.3% | 15,321.87 |
| 営業利益 | 1,425.96 | 3,700.00 | 38.5% | 2,274.04 |
| 純利益 | 1,474.23 | 3,100.00 | 47.6% | 1,625.77 |
通期は売上2兆500億円、営業利益3,700億円、純利益3,100億円の予想です。営業利益の1Q進捗は38.5%。残る3四半期に必要な営業利益は2,274.04億円です。関税還付を含む1Q利益を単純に4倍する推計は避け、ソフト販売の継続と下期の販売計画で判断します。年間配当予想は162円、通期予想EPSは268.90円です。
次回決算で確認する3点
- Switch 2の普及台数と対応ソフト販売の継続。
- 関税還付の影響と通常の売上原価・利益率。
- 棚卸資産の販売・現金化と通期予想の修正。
出典・集計方法
日本基準・連結。純利益は親会社株主に帰属する純利益。金額は原則億円。百万円値から換算し、率は当サイト計算。四半期単独は累計差額(Q4は通期−3Q累計)で算出し、未発表期は補完していません。Q1=4~6月、Q2=7~9月、Q3=10~12月、Q4=1~3月。
確認・更新:2026年9月27日。会社予想・目標と当サイトの分析を区別しています。次の決算更新時には最新四半期、会社計画、分析結論と図表を更新します。
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