ANYCOLOR(5032)企業リサーチ|増収減益を利益率と在庫から分析

ANYCOLOR決算分析|公式企業ロゴを使った企業リサーチ 企業リサーチ

EQUITY RESEARCH / 5032

ANYCOLOR決算:2027年4月期 Q1の最新実績

更新:2026年9月27日|非連結|直近3か月:2026年5~7月

売上高166.20億円前年同期比 +5.4%
営業利益63.90億円前年同期比 -8.8%
純利益43.65億円前年同期比 -10.6%
2027年4月期 Q1・3か月単独比較
億円前年同四半期今回の四半期前年同期比
売上高157.68166.20+5.4%
営業利益70.0363.90-8.8%
純利益48.8443.65-10.6%
営業利益率44.4%38.4%-6.0pt
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ANYCOLOR決算の分析結論

ANYCOLORは成長を続けているが、増収の利益転換率が下がった。次の焦点は粗利益の回復だ。

営業利益率は38.4%と高い水準を維持しています。一方、前年の44.4%から約6ポイント低下しました。コマースの拡大が収益基盤を支える中、原価と商品・イベント構成が利益を左右しています。

注目数字:増減の理由を読む

売上総利益は80.00億円から74.74億円へ減少しました。売上原価は77.67億円から91.45億円へ増加し、販管費も9.97億円から10.83億円へ増加。増収額を上回る原価増が営業減益の中心です。EPSは79.97円から72.81円へ低下し、潜在株式調整後は72.58円でした。主要業績は決算短信の百万円表示に統一しています。

事業構造:収益が生まれる仕組み

にじさんじを中心に、ライブストリーミング、コマース、イベント、プロモーションの4領域で収益化します。配信で形成したファンとの関係を、グッズ・音声商品やイベント、企業案件へつなげる構造です。所属VTuberは181人、ANYCOLOR IDは210.6万件。IDはサービス利用の共通アカウントであり、当四半期の購入者数とは異なります。売上だけでなく、商品構成とイベント費用を合わせて見ると利益率の変化を捉えやすくなります。

財務内容:資金と資本の状態

7月末の現金及び預金は193.64億円で、4月末の220.50億円から減少。売掛金は53.01億円から82.43億円、商品在庫は42.25億円から45.10億円へ増えています。期末配当23.98億円や納税もあり、利益と現金は同じ方向には動きません。自己資本比率は73.9%から78.5%へ上昇し、財務基盤は厚い状態です。1QのCF計算書は未作成のため、回収状況は中間期の営業CFで確認します。

通期計画に対する達成度

最新公表計画との比較(実績と会社計画)
億円今回までの累計通期会社予想進捗率残期間に必要
売上高166.20560.00~600.0027.7%~29.7%393.80~433.80
営業利益63.90180.00~200.0031.9%~35.5%116.10~136.10
純利益43.65123.26~136.9631.9%~35.4%79.61~93.31

営業利益の通期予想は180~200億円で、1Qは32.0~35.5%まで進みました。残る3四半期に必要な営業利益は116.10~136.10億円です。季節やイベント日程で収益構成が変わるため、1Qの高い進捗率は達成確定を意味しません。次回は粗利益の改善と計画レンジの変更を確認します。年間配当予想は62円、前期は75円でした。

次回決算で確認する3点

  • コマース拡大が売上総利益の増加につながるか。
  • 商品在庫と売掛金の回収、評価損の発生状況。
  • イベント構成と原価率、通期予想レンジの維持・修正。

出典・集計方法

  1. 2027年4月期 第1四半期決算短信(9月9日、非連結、5~7月)
  2. 第1四半期決算説明資料4~6ページ(その他売上を除く)
  3. 財務ハイライト(2024年期以降の四半期累計)

日本基準・非連結。純利益は当期・四半期純利益。金額は原則億円。百万円値から換算し、率は当サイト計算。四半期単独は累計差額(Q4は通期−3Q累計)で算出し、未発表期は補完していません。Q1=5~7月、Q2=8~10月、Q3=11~1月、Q4=2~4月。

確認・更新:2026年9月27日。会社予想・目標と当サイトの分析を区別しています。次の決算更新時には最新四半期、会社計画、分析結論と図表を更新します。

公開情報に基づく企業リサーチ。会社ロゴは各社公式サイトを出典とし、当サイトが背景・見出しを編集しています。

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